2025年9月「向き合う」
この夏は暑かった~!子どもたちは毎日毎日ビニールプールに入ったり出たりを繰り返しながら水遊びを満喫していました。年長さんと年中さんと小学生(卒園児が夏休み中は遊びにきてます)は、大人の都合が合えば花畑プール(市民プール)にも通いました。年少さんから下の子は花畑プールには行けないのでハイジのビニールプールで遊んでいました。
給食を食べた後「さぁ年長さんたち行こう!」の合図で年長さんたちは水着に着替えます。それを見ていた年少さんたちは(楽しそうなところ行っているなぁ~)とわかっている様子…
それでも年少さんたちは諦めているらしく「花畑プール行きたい」と強くは言わないので安心していました。が、最後の最後にじゅん(年少)が「花畑プール行きたい行きたーい!」と私の後を追いかけ回して大泣き。
(うっわ~!きた~!きた~!)と焦る私。「うーん…ごめんね。無理なんだ~来年絶対連れていくからね!」と指切りをしました。そして「とりあえずご飯食べよう」と言ったら「うん!」と返事。納得してくれたので一安心。年長さんたちは次々に水着に着替えています。それを見てじゅんが「早く着替えなくちゃ!」と言うので、(えーっ!納得してなかったの?来年だってばっ!今日は行けないって!)と心の中で突っ込んでしまいました。結局ギャン泣きのじゅんを置いて年長さんたちとプールに行きました。じゅんはしばらく泣いていて大変だったようですが切り替えて遊び出したそうです。私たちがプールから戻ってくるとじゅんはビニールプールに入って楽しそうに遊んでいました。
子どもって昨日も明日も昨年も来年もわからない。今だけを生きているだよなぁ~と改めて実感。
子どもは大人ができないことムリなことを伝えると最初は怒ったり悔しがったりはするけど、(まっ仕方ない。他のもので妥協するかぁ~)とアイスやおやつやおもちゃなどで代替えしてくれることも多いです。大人からすると何とか誤魔化せたぁ~ってとこにもなりますが…
なるべくなら誤魔化すことは少ないといいなぁ~とは思っています。難しいけどね。
私の中で年少さんたちを花畑プールに連れていくことができなくて(年中さんも数回しか行けてない)申し訳ない気持ちもあったので「8月最後の土曜日にパパママも一緒に花畑プールに行きませんか?」とみんなに声を掛けてみました。当日は10家族の方が参加で、初めて来た年少さんたちは「ここが花畑プールか~!」とめっちゃ楽しそう!何度も来ている年長さんたちはパパママに「みてみて~」と今年覚えた泳ぎを披露していました。じゅんも夢の花畑プールを満喫していました。
大人にとっては暑くて大変なことも多い夏だったけど子どもたちにとっては楽しかった夏のようでよかったです!
8月も終わりに近づき夏休みが終わる頃になると、小学生たちが日頃の不満や不安や悩みをポツリポツリと話始めます。友だちのことや学校のことなどは「もう嫌なんだよ~」と怒って文句を言っている感じなので「大変ね~」と話を聞くだけで終わりになります。でも親の悩みとなるとそうはいかない…話の途中で「大丈夫だよ…何とかなるよ…」と声をかけると慌ててそっぽを向いて泣いている子もいます。自分では泣かない!と決めているけど涙が出てきちゃうようです。最後は「パパやママにそのことを伝えてみようかぁ~?」と聞いてみるけど全員が口を揃えて言うのが「いやっ。パパやママには言わないで」の一言。(どんだけパパとママのこと守ってんだよーっ)と正直頭にくることもしばしばです。結局その場は子どもの背中を擦りながら「わかったよ」で終わりにしますが…その日もしくは次の日辺りにはパパママと話し合いを設ける機会を作ります。(話し合いが難しい場合もありますが…)
話し合いが始まりパパやママに子どもの様子を伝えると「えっ?本当ですか?家では全くそんな感じじゃないのに~普通に過ごしていますよ。泣いていたんですか?」とショックを隠せない様子。
そう!子どもって親の前では何も変わらず笑っていられるんです。これは本当にすごいことだといつも感心してしまいます。
話し合いの後は子どものことよりも幼かった自分の過去を振り返って自分はどんな幼少期だったか?どんな親に育ててもらったか?などを振り返る時間になるパパママが少なくないです。過去の自分と向き合うことになり辛かったこと苦しかったこと悲しかったことをひとつひとつ思い出した後に、今はどうするか?自分は何をしたいか?これからどうしていこうか?真剣に深く考えるようです。
子どもたちはパパとママが立ち止まって考えるきっかけを作ってくれているのかもしれません。
それにしてもどうして子どもは親のことをこんなに守るんだろう?とずっと考えています。心配をかけたくない一心なんだろうなぁ~(それは私もよくわかります)
子どもは自分でご飯も食べられないし、寝る場所も確保できないし、お金も稼げない。親がいないと生きていけないという弱者の立場だから、自分を守るために親を守ることは必然なんだろうなぁ~?と思ったりもしたけど…
いやっ違うかも?ありのままの姿の親のことを認めている。親のことをいい意味で諦めている。親のことが大好き過ぎて、心の底から本気で…本音で…笑って欲しい。などなど色んな理由があって子どもは親を守っている。もうこれは理屈なんかないのかもしれないなぁ~
「親が子どものことを好きという気持ち」が「子どもが親を好きという気持ち」を超えることはないのかなぁ~?いつか超えるときがくるのかなぁ~?と思ったりしますが…私の中では今のところ超えることはなさそうです。
これは親になったパパもママも同じで、過去に色々あって大変な思いをしたことがあったとしても距離をとりながらバランスをとりながら親のことを守っている。そんな気がします。
私のこれから…ハイジのこれから…って何ができるんだろう~?と考えてみました。
子どもたちが5才でも10才でも20才でも30才でもハイジに戻ってくれば「あっ!あの頃楽しかったなぁ~」って思い出すことができる場所。そして自分の存在はちゃんと意味があるってことを再確認できる場所。
そんな場所を末永く続けていけたらいいなぁ~と思っています。
子どもって自分のことは後回しにしてでも体を張って親のことを全力で守ってくれています。
自分と向き合う大切さを気付かせてくれる子どもたち!
いつもいつもありがとう!
2025/09/16