2024年10月「キズ」

やーっと秋になりましたね。ほっとする毎日です!

7月に開催できなかったお泊まり会が10月に無事に終わって11月には筑波山登山にもいく予定です。

年長さんにとっては卒園まで後半年!楽しい思い出を作って欲しいなぁ~と思っています。

最近(主体性)という言葉があちこちで聞かれることが多くなりました。主体性って調べると(周りの意見に頼らず、自分自身で考えて行動する態度)と書いてありました。ハイジの子たちはどう?きっと主体性は育っていると思うけど…これでいいのか?どうなのか?

長い間、子どもに関わって過ごしているけどいつも自問自答しています。

今度、自主保育りんごの木・代表の柴田愛子さんの保育者向けのセミナー【主体性が大事。というけれど、わがまま・やりたい放題とどう違うの?】をスタッフみんなで受講することにしました。きっと全国から沢山の保育士さんたちが申し込みしていると思います。

10月に入ってこんなことがありました。この日のノートを書いてみますね。

朝8時過ぎにとう君(4才)とパパが駐車場で大きなカマキリを発見!とう君パパが「イタイイタイ~!」と言いながら捕まえてベランダに持ってきてくれました。が1,2分でカマキリが芝生の方に飛んでいってしまった!しょう君(5才)&じゅん君(2才)パパがどこに飛んでいったか見ていて…またわざわざ捕まえてきてくれました!カマキリのエサはちょうちょやトンボらしく…ちょうどトンボが水たまりで卵を産んでいます。しかも30匹くらいいます。登園した子は次々に網を持ってトンボ採り…カマキリのエサにしていました。

8時40分くらいに押し入れでジャンプしていたゆた君(2才)が落ちて後頭部から血が出て大泣き…すぐ血が止まったけど病院にいった方がいい。と判断しゆた君パパにすぐに迎えにきてもらいました。状況をいぶ君(3才)ママとこうちゃん(5才)&えいくん(2才)ママに伝えるとすぐに駐車場にいたゆた君親子のところに走っていって「この病院がいい。」「こっちの病院は木曜なのでお休み。」など色々説明してくれたようです。その後ゆた君は病院にいって処置してもらったようでよかったです。

ハイジの父母の皆さん!カマキリの件もゆた君の件も連携が素晴らしい!と私も嬉しくなります。

※ゆた君カマキリと一緒にしてごめんね(苦笑)

この日の夜にゆた君ママにこんなラインをしました。

(ゆた君お風呂で頭洗えないですね。今夜はゆっくり寝られますように。明日から押し入れ、気をつけてみますね。ゆた君ごめんね。)

ゆた君ママからのライン

(今日はご心配おかけしました。家では元気いっぱいでコロッケ食べた後、今はチョコモナカジャンボを食べています(笑))とゆた君がアイスを食べている写真が送られてきました。

次の日のゆた君ママのノートには

(昨日はゆた君のケガの件でお世話になりました。夜、ゆうこさんからライン頂いたのでゆた君に「ゆうこさんがラインで「ゆた君ごめんね」って言ってたよ」と伝えると「(ゆうこは)悪くないのにね」と言っていました。よくわかっている2才(笑)「そうだよねー!ゆうこもゆったんも誰も悪くないよね」と話をしました。

これを読んで「あっそう…ゆた君ありがとう」って気持ちになりました。

きっとこれが主体性ってことかもしれないです。

しばらく前に【「とりあえずビール。」で不登校を解決する 著者 蓑田雅之】を読みました。一番印象に残っている部分があって少し書いてみますね。

もし、お子さんが学校でケガをして血だらけになって帰ってきたらどうします?傷口からだらだらと血が流れ、ぐったりしている子に向かって、「負けるな、がんばれ、学校にいきなさい」とは言わず真逆の対応をすると思います。「どうした、大丈夫か、痛くないか」と子どもに声をかけ「休んでいなさい」とケガが治るまでじっとしていることを勧めるでしょう。ところが不登校の場合は、なかなかこうはなりません、なぜなら、心のケガは目に見えないからです。

心のケガって何?何??ってとこですよね~。目に見えないから想像するしかない。

もし、心のケガっていうのが、やりたくないこと。ガマンしていること。などのストレスと呼ばれるものだとして、そのストレス度合いが何もないときの数字は0だとします。

例えばですが

・小学校に入学したばかりの1年生が学校の集会で(長い時間待たされたのが嫌だったなぁ~)という時はストレス度は+2に増える。でも夕飯に、好きなものを食べることができたので-2になったので0に戻る。

・小学4年生で難しくなってきた勉強が大変。宿題も塾も毎日が大変となるとストレス度は+5になった。でも週末は楽しくお出かけしたので-5になり0に戻る。

・小学5年生では友だちに嫌なことを言われとても傷ついたのでストレス度は+10になった。でも親に愚痴を言ったらスッキリできたので-10になり0に戻る。

みたいな感じで子どもがプラスになったストレス度を親が手を貸してマイナスにしていくってことができるだろうなぁ~?と思っています。

でも…でも…

もし手を貸してくれる親がケガをいていて血がダラダラ出ていたらどうなるの?自分が手を貸してもらうことより、ケガをしている親を自分が何とか治してあげなくちゃ!って必死になるかもしれない。

とりあえず手がかからないようにいい子を演じてしまうかもしれないし、親が言ったことは全て受け入れてしまうかもしれない。おどけて楽しませて少しでも親が笑ってもらえるようにがんばるかもしれない。

でも…そんな子どものがんばりも成長(小学5,6年生)と共に限界がきて…疲れて…もうやめたってことになる。というかやめたってことになればいいけど…

もしその限界がこなかったら、子どもは大人になっても親のケガを治してあげよう!って必死にがんばって動いてしまうかもしれない。

自分のための人生っていうより親のための人生を歩み続けることになってっしまうかも?

んじゃ~どうすればいいの??ってことですが…

一回立ち止まってみる!!

自分の心のキズはあるのか?ないのか?絆創膏を貼ったら治る程度なのか?それとも以外に深いのか?絶対安静で休んでいないといけないのか?

いやいやいや…でも…大人は立ち止まる余裕なんてない!例え血が出ていたとしても血が止まるまでじっとしている時間はない。やることはいーっぱいあるんだから!

そう!それはわかっています。それでも一日に一回でもいいから自分の時間、自分の空間を見つけて無理やりでもぼーっとすることが大事なんだろうなぁ~と思います。

もし、ぼーっとするくらいじゃ血は止まらないわ~!てことになれば周りの人の手をドンドン借りて治してもらうのも必要かもしれない。

今キズが深くなっている…どうしよう??困ったなぁ~?誰か何とかして~!と言えることができれば(何とかしてげたい!)と思っている人は近くにいます。

みーんなでキズの治し合い!

みーんなでお互いをさま!の関係が作れればいいなぁ~と思っています!

2024/10/18