2022年5月「落ち込む」

先日こんな本『怒らないこと ブッタのアンガ―マネジメント 著者アルボムッレ・スマナラーサ』を読んで怒らないように充分心掛けて過ごしてみました。

本には「怒る」ということは自分の身体まで病気にしてしまう。何ひとつ良いことなんかない!と書いてあったし…何より自分の身体がむしばまれるのは嫌なので、もう怒らないようにする!!と決めました。

朝10分くらい本を読んだ後ハイジに行くと、かやちゃんが「靴が履けな~い!」とかでギャーギャー泣いて怒りまくっています。(あれっ?さっき読んでいた本って何なの?そうそう!子どもって怒るよな~)

 

その後はこんな一日を過ごしました!

・子どもが床にお茶をこぼしたっ!あちゃ~!(子どもなのだから仕方ない…)

・公園までいくのに歩けない!おんぶで行きたい!(歩きたくないのか~。きっと今日は疲れているんだからおんぶくらい仕方ない…)

・床に落ちていたごはん粒を私が踏んだっ!(子どもは長い時間座って食べることは出来ない。歩きながら食べちゃうのでご飯が床に落ちるのは仕方ない)

・こうくんがハエ叩きで私のことを叩いてきたっ!(ハエ叩きはハエを叩く物なので私のことは叩かないでね~と説明。子どもなのだからふざけちゃうのは仕方ない…)

ぐっとガマンしながらちゃんと怒らずに伝えました。

 

だって…私の身体がむしばまれちゃうから…

 

夕方はしんくんとりんくんが兄弟ケンカ!ブロックを投げたりほうきを持って追いかけ回したり…そう!これもいつものこと…でも私はもう怒らない!…見守ります。

「もうやめてね~私は自分のために怒らないことにしたんだからケンカはやめてね」と鬼の形相(多分)で言ったら「もう怒ってんじゃん!」としんくん…

そう!!心の中は煮えぐり返っています。そして「もうやらないでね!」と強く約束して指切りげんまんまでしました。

 

スタッフには「余計身体によくないんじゃないですか~?もう自然にお願いします!まっ!3日ももたないだろうけどね~」と笑われました。

 

そうです!!怒らないと決めたら逆に怒りやすくなってしまったのです。いつものように

・お茶をこぼしたら「お茶こぼさないで~!」

・おんぶ~と言ったら「ちょっとくらいは自分で歩いてみて~!」

・床に落ちていたごはん粒を踏んだら「ごはん粒落とすからちゃんと座って食べて~!」

・こうくんがハエ叩きで私のことを叩いてきたら「ハエ叩きで叩かないでっ!」

・ほうきを持って走り出したら「ほうき持って走らなーい!」

といつものように叫んでいれば何にもストレスなく過ごせたのでは!?

挙句に絶対守れないことを知ってる指切りげんまんまでしたりして…何やっているんだかな~

 

怒らない!と意識しすぎると楽しくない!ということを知りました。

怒らないことパート2の本には「急には変われない。ゆっくり気長に続けること」と書いてありました。そりゃそうだ!経った一冊読んだくらいで変わるわけないか~

気長にゆっくり…です!!

 

本に「自分自身に満足できないことで生まれる怒り。自分を否定的にみると、それが強烈な怒りにかわります。それを「落ち込む」という表現しますが、落ち込むことはすなわち怒りなのです」

と書いてありました。

えっ??そうなの??とびっくりでした。子どものことで怒ってはいないけど落ち込んでいるパパやママって結構いるな~と思いました。落ち込んでいるんだから励まさなくちゃ!そのままで大丈夫!って伝えなくちゃ!と大きなお世話をしたくなってしまいます。

落ち込む原因となっている当の本人(子ども)は私以上にパパやママが落ち込むのは見ていられないと思います。

パパとママが落ち込んでいるくらいならちょっとくらいがんばろう!本当は習い事も勉強もしたくないけど…ここはガマンガマン!と切り替えることだって上手です。

大人が笑ってくれるなら何でもやるよ!って感じです。

 

でも自分以外の誰かのためにがんばることやガマンすることをし続けるのは限界があると思っています。大人になる前にそのことに気が付いて立ち止まることができればいいのですが…

そのまま大人になったら…がんばっているガマンができる自分のことしか周りの人が認めてもらえないような気がして、その人たちの期待に応えようと益々がんばってしまう。身体も心もボロボロになっているのにそれにも気が付かないくらいがんばってガマンして…

 

がんばったりガマンしたりすることができないありのままの自分を受け入れる。

自分で自分のことだけは大事にできて認めることができたら一生無理しないで身体も心も健康でいられる気がします。

 

コロナが落ち着いてくれていますね~少しずつイベントも再開しましょうね~

2022/06/10