2021年10月「大丈夫!」
先日84才になる母を誘って2人でお昼に回転すしに行きました。(母は外食ではなくお寿司を買ってきて欲しかったようです)
帰り際「トイレに行ってくる」と言って1人でトイレに行った母。私はレジでお金を払ってから母の様子を見に行きました。
するとなんと鍵もかけずに男子トイレにいました。(男女のマークがドアの上の方で見えなかったらしい)
「ちょっとー!そっち男子トイレだよ!鍵もかけてないし・・・」と言いました。すぐにトイレの前で誰も来ないように見張り番です。母は「あらっ!ごめんごめん」と言って出てきました。
そして母が一言「もう外食はいいや・・・」
(何でそうなるの?)(せっかく連れてきてあげたのに・・・・・)と思ってしまう私。そして車の中では「イクラは美味しかった?ウニは?」など聞いてしまいます。母が「美味しかった」と言ってくれれば自分が誘ったことを後悔しなくて済むような気がするのです。
私はポットキャストやハイジたよりには対等 平等 対話ってことを言ったり書いたりしていますが・・・家族となると難しいことも多いです。しかもそれが無意識に・・・
母は週に1回あすかママに病院や買い物に連れて行ってもらっています。母が行きたい場所に行き、誰に何も言われることなく買い物などをして自由に過ごしているようです。しまむらで服を買った後、カスミで食料品も買いに行けるほどあすかママと一緒の時は心も体も元気!
他人が家族の間に入ってくれることは本当にありがたいです。
誰もがいくつになっても自分の意思で自分の思った通りに生きていくことが自由になるということで・・・
それを超えるものなんてないんじゃないかな~
自由に過ごせない!本当の自分の人生を歩めない!自分自身を生きられない!それって本当につらいことなのかもしれない・・・と母を見ていると思います。
スマホで自由を調べてみると
自由=自分の本性に従っていること
本性=欠くことのできない性質
と書いてありました。自由って心と身体のためにも必然なものだと思いました。
ここのところコロナが落ち着いてきてくれています。コロナで大人があたふたしている間じーっと大人の様子を見ていた子ども達・・・やっと大人が笑い出した!もう大丈夫!次は自分たちの番だ!って感じで子どもの心の状態が今やっと見えてきて色んな問題が明確になってきた気がします。
子どもの問題と呼ばれる行動は、大人にとっては何があった?何で?どうして?と思うことばかり。そして自分の思った通りには子どもが動かなくなる状態になると今までのことは何だったの?ダメだったの?何が悪かったの?どうしたらいいの?と考えるしかない状態に追い詰められたりします。自分の信じてきた信念までもが覆されたりして・・・自信もなくなって・・・もう立ち上がれないくらいへこんだりして・・・
でも子どもは大人に
『立ち止まること』
『振り返ること』
『歩み直しをすること』
を伝えてくれているんじゃないかな~って思っています。
「もうがんばるのやめよう!」「もっと自由にいきようよ!」ってね!!
自分の描いていた理想の人生の中で今の現状は想定外のことで、余計なことって思ってしまうかもしれません。
でも生きていくうえで一番大事なことを子どもが自分を通して私たち大人に教えてくれている気がします。
日めくりカレンダー(ひろまかずとしさん)をのりこが誕生日の時プレゼントしてくれました。その一文を載せますね。
~人と同じでないこと
人と同じになれないこと
それがすばらしいんだよ
それこそを「個性」と言い
「自由」とも言うんだよ。~
大丈夫!何とかなります!!
2021年10月28日