2019年10月「根っこ」
この秋ゆづちゃんに弟、しほちゃんに弟、しょう君・こう君に妹、う―君・なー君に弟が生まれました。こんな出産ラッシュは初めてのことで多分この先もないだろうと思っています。
上の子は下の子が出来ると嬉しい半面ガマンをすることも必然的に増えます。ゆづちゃんのママは出来るだけゆづちゃんには無理させないように、ガマンさせないように、泣かせないように、と頑張っていました。迎えの時間もゆづちゃんが言った時間にしっかり合わせて迎えにきていました。
大体3時・・・いつもおやつ前に帰っていました。これで本人もママも大丈夫そうなのでしばらくは様子を見ていましたが、ゆづちゃんの様子はちょっと違ってきていました。朝何とかママとバイバイはしたけれどその後は遊べないしイライラしているし、友達が少しでも「やだっ!」というと大泣きだし言い返せないし・・・
何よりゆづちゃんのママは3時のお迎えやゆづちゃん中心の生活をどう思っているのかな~?
と思い電話してみました。
ゆうこ 「ゆづちゃんが3時って言ったら3時のお迎えだけど毎日大丈夫?無理してない?」
ゆづちゃんママ「うん!大丈夫です。今のところ・・・ゆづちゃんに合わせてあげないといけないと思
っているし・・・何とかやっています!」
ゆうこ 「あっそう!本当に心から大丈夫ならいいけど仕方なくゆづちゃんに合わせて頑張って
いるならどうかな~?って思ってて・・・」
ゆづちゃんママ「えっ!!大丈夫です。でも・・・正直ずっとゆづに合わせて動いていることは
どうかな~?って思ってはいます。
ゆうこ 「ゆづちゃんに合わせて過ごすことやめてみたら~?!ゆづちゃんより自分の気持ちに
素直になったほうがいいよ!3時は早すぎる。これはいいけどこっちは無理!って言
った方がいいよ!
その方がゆづちゃんも頑張ることをやめるし、朝は泣かれてバイバイするのはつらい
けどママの前ではママのために泣かないってガマンするのもどうかな~?って思うの
で・・・全力で泣いてスッキリするってこともあるしね・・・」
ゆづちゃんママ「そうですよね~私が無理したりガマンしたりするとゆづちゃんもそうなりますよね
~!もう無理するのも頑張るのもやめます。」
と言って電話を切りました。
3時のお迎えがなくなったからか、もうここで夕方まで遊ぶ!遊ぶしかない!と腹をくくったからか、ゆづちゃんは前のようにスッキリ遊んでいるようです!
最初の子は妊娠も出産も子育ても全て初めてです。例えば初めて降りる駅、初めての海外、初めて会う人など初めてってドキドキですが2回目となると何てことはない!全くドキドキはしない。子育ても同じことのようです。
ある本に「子育ては能天気くらいがちょうどいい」と書いてありました。能天気って??スマホで調べたら(悩みなどなく何も考えていないこと)対義語で(些細なことで悩む 神経質)と書いてありました。
「上の子って神経質なのよね~下の子は能天気でっ!」って言葉をよく聞きます。2人目以降はどこへでも連れていくし連れて行くしかないし、何をやってもまっいいか~!って流せることもできていたりします。
上の子を育てているママと一番下の子を育てているママでは別人格??って思うこともしばしばです!
今、本を出すために少しずつ話を進めています。生まれて初めての本なので気合も入っているし、これでもかってくらい愛情のこもった本になるだろうと思っています。万が一、2冊目が出るとしたらこんな気持ちは半分以下だろうとも思っています。そう!!最初って愛も入っているけど力も入っているので以外に重たかったりします!
ゆづちゃんママはあれからまず自分が今何をしたいのか?したくないのか?今どう思っているのか?立ち止まって考えるようにしているそうです。家は休むところ。頑張るところじゃない。ということを実践してくれているようです。
ガマンや努力は一歩外に出たらやるしかない。家はどれだけリラックス出来るか?ありのままの姿でいられるか?ほっと出来るか?そんな場所があれば外ではそこそこ頑張ってくれると思っています。
そして・・・ハイジでの姿はどう?ここでは大好きなパパやママがいないことをいいことに言いたい放題やりたい放題がいっぱいです!もちろんそんな時ばかりじゃなくて、子ども同士の壮絶な争いもあります。それを含めてこれってどうよ??本当にいいの??公園で会う、よその親子連れの人たちはどう思っているのかな~?
「早く!」「何でー!」「どうしてー!」と言いたいこと思っていることを全部に近いくらい言ってくる!!
ここまで言う?言わせている!!言わせてていいの?
大人としての毅然とした態度はないの?って思われているんだろうな~?と思いつつ笑ってごまかしている自分がいます。
(あえて言いたいことは言わせているので)
(これは子どもとしてというか人としての主張なので)
(大人の言うことが絶対正しいとは思っていないので)
などなど心の中でブツブツ言っています。もちろんその人達にわざわざ言えませんから・・・(笑)
本音で過ごして本音でぶつかって本音で許し合えることで子ども達一人一人が強くて、太くて、誰が何をしても抜けない頑丈な根っこがびっしりと植え付けられると思っています。
大人が能天気になれず神経を使って不安がいっぱいで自分の根っこが弱くなってきて、細くなってきて、ひょろひょろでスポンと抜けちゃいそうな根っこになったとしても、その時は私たち大人が協力して力を合わせて子ども達に植え付けた強い根っこに支えられる日が必ずくる!!
今は全くそう思えないかもしれないけどね・・・
いつか支えてもらえる時が来ると信じています!!