2019年5月「タイムマシン」

2月のハイジたよりにも書いていた「プロフェッショナル友田明美さん(小児精神医)の子どもの脳を傷つける親たち」の本をゴールデンウィークの前にまとめてみんなに渡しました。

私にとってはハッとするところばかりなので8ページになってしまったのですが、みんな読んでくれました。

 

内容は同じなのですがもう一度書いてみます。

『不適切な養育(マルトリートメント)によって極度のストレスを感じると、子どものデリケートな脳は、その苦しみになんとか適応しようとして、自ら変形してしまうのです。生き延びるための防衛反応だともいえます。それは悲しくそして驚くべき事実です。脳の機能にも影響がおよび、子どもの正常な発達が損なわれ、生涯にわたって影響をおよぼしていきます。大人が理由もなく子どもを殴るのは明確な虐待だとわかっていても「殴り方を加減すれば虐待ではないはず」「子どもの行為を正しくするために、やむなく殴るのだ」「一度きりなら許されるだろう」という理由で、子どもに暴力をふるうケースが少なくありません。目を向けるべきは、不適切な行為の強弱ではなく、そのときの子どものこころの状態です。子どもが大人に殴られるということは、わたしたち大人が、レスラーのような強靭な相手に殴られるようなものです。仮に大人のほうでは手加減しているつもりでも子どもは「もしかしたら殺されるかもしれない」といった恐怖に襲われ、たとえ身体に傷が残らなくても、恐ろしいという感情が子どものこころに残っていきます。私自身マルトリートメントしてしまった時期があり子どもが成人した今も深く反省しています。

暴言の一つ一つは小さな毒かもしれませんが、感受性が強く、柔らかい子どもの脳には、ボディーブローのように、ダメージが少しずつ積み重なっていきます。

毎日の生活の中で習慣化してしまうと、当の本人はなかなか気づかないものです。一度自分の子育てを振り返り、普段の子どもに対して使っている言葉、口調を見直してみてください。最近きつくなっているかもしれない。

そう感じたら今日から軌道修正していきましょう。そしてその反省の気持ちをぜひ声にしてつたえましょう。

【子どもは許すことにおいて、天才です】

子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523)著者:友田明美さん(小児精神医)より

 

この本の内容は感情的な意見ではなく臨床研究の結果で立証されたことなので、ショックを受けた方も多かったようです。でも「子どもへの接し方が一気に変わった」「長いゴールデンウィーク中、一度もイラつかなく過ごせました」などの反響が多くありました。

 

でも・・・

マルトリートメントをやらないようにする!と頭や意識では充分わかっている。

けど・・・けど・・・けど・・・

自分は親に自分の気持ちを受け入れてもらっていない・・・

なのに・・・なのに・・・なのに・・・

どうしろというの・・・?

待ってもらったことがないので待つことが出来ない。

抱っこしてもらったことがないので抱っこすることが出来ない。

泣き叫ぶのを許してもらったことがないので許すことが出来ない。

優しくしてもらった記憶がないので優しく出来ない。

受け入れてもらったことがないので受け入れることが出来ない。

経験したことがないことだらけなので『本当のところ』『本質のところ』『根っこのところ』ではわからない。というか知らない。だからいつも接し方に迷ってしまう。

でも迷いながらも模索している人は変わるかもしれないけど「自分は間違っていない」と断言している人は変わらないかもしれない・・・

子どもの様子を見ていれば「今何をしたいのか?」「何をしたくないのか?」わかるけど、「こうさせてあげたい!」「こうなって欲しい!」という親の愛情いっぱいの気持ちを優先させてしまうと、子どものありのままの姿を見ることも見せてもらうこともなく大きな溝が出来てしまうかもしれません。

私の「子どもの気持ちをわかって欲しい」という強い価値観を伝えると、反感や反発をかってしまうこともなくはないです。

 

今20才を越えた卒園児の親御さんに会うと必ず思うことがあります。

(何歳になっても我が子のことが可愛いんだな~)(大事に思っているんだな~)

小さい頃はしつけとして厳しかった人、大人の思った通りに動かしていた、又は動かそうとしていた人、子どもに優しく出来なかったように見えた人でも「成人して離れたところで暮らす我が子に会いたい」「大きくなった姿をゆうこちゃんに見せたい」と思ってくれているようです。
子どもを切実に愛している姿を目にする度に、親御さんが子どもを振り回していた時期から、今度は親御さんが子どもに完全に振り回されている時期に入っているように見えます。

 

でも・・・子育て真っ最中の人に「小さい時は短いんだからこの時期は大事にした方がいいよ~」など言ってもピンとこないことも知っています。

んじゃ何が出来るのか?どうしたらいいのか?など考えてみたりもします。

 

ハイジに預けたことで「ハイジに来なければ自分達夫婦の考えていた子育てが出来て迷うことがなかったのに・・・」という素直な意見も聞いたことがあります。ハイジだよりを読むことになり、その事で自分の幼少期を思い出すしかなくなったり、子どもを受容することや自己肯定感や根拠のない自信など自分では触れられたくないことに触れられることになったり・・・

 

どんな親でも絶対自分より大事なものが子どもであって、子どものためなら命も捧げることができるのが親です。

何があっても自分より子どもの方が大事なことも知っています。

 

とはいえ傷ついてしまった心はそう簡単に許すことは出来ない。

んじゃどうする???

 

最近父母の方々がどんどん好きなことを始めています。みんな少し前まで自分の幼少期の時の話を少しずつしてくれていました。この過去に向き合うという時間はつらいようです。幼少期のことはなかったことにして、大人になってから頑張って楽しい思い出だけで埋め尽くせられればいいけど、子どもが出来て子育てを始めると自分の過去を振り返らなければいけないことばかりですから・・・

 

でもここを乗り切った人は強い!そして優しい!

ある本に嫌な過去は消せないけどぐっとぐーっと海の下の方に埋めてしまうことができる。と書いてありました。

ハイジに預けたってことは子どもを自由にさせたい!楽しい幼少期を味合わせたい!自分のレールを見つけて自分の人生を送って欲しい!と思っていることでもあると私は思っています。

だから子ども以上に大人だって毎日楽しいことをみつけて楽しいことだけをする!食べたいものを食べる!行きたいところに行く!

子どものあるがままを受け入れたい!と気付いてしまったのなら変われるし絶対変わるって決め込んでしまう!

自由になる!楽しく生きる!って・・・そうなると少しずつだけど必ず変わっていくと思っています。というか信じています。

親になった人の強さは子どものために変われるってことかもしれないです!

『自由になる!楽しく生きる!』

と・・・ここまでは上っ面な部分です。

私の『本当のところ』『本質のところ』『根っこのところ』を言えば、タイムマシンがあったら20年~30年以上前に戻って傷付けられているママやパパ達のお父さんとお母さんに向かって叫びたいです。

今ここで変わってくれないと〇〇君〇〇ちゃんが苦しむことになりますよー!

ずっとずーっと先まで傷つけることになりますよー!やめた方がいいですよー!

待ってあげてね!

抱っこしてあげてね!

泣き叫ぶのを許してあげてね!

優しくしてあげてね!

受け入れてあげてね!

そうすればお父さんやお母さんの大事な〇〇君や〇〇ちゃんがこの先ずっとみんなと仲良くずっと楽しく過ごせますよー!と・・・

怒り全開で訴えることになるかもしれないけど・・・

余計なお世話かもしれないけど・・・

でも本当にそうしたいです!