2017年2月「母」

父が今月81才になります。小さい時父が大好きで仕事に行かないで~!と兄と追いかけていた事を覚えています。でも父への想いが大きかったのかそれに応えてもらえていないような時期があり、、、そこからはもう自分から父を求める事は少なくなった気がします。
と言っても親子なので父からの愛情を素直に受け入れられない時期もありつつ上手く関係が築けていた気がします。が、、、ハイジを自宅で始めてからは24時間一緒で365日顔を突き合わせていた状態、、、お互いに言いたい事を言ってやりたい事をやって、、、荒ばかり目立つようになりました。ケンカも度々です。これも親子で似ている性格だから仕方ない事ないのかもしれないのですが、、、
でも昨年ハイジが移転して離れる時間が圧倒的に増えると父や母を考える時間が増え優しく接する事が出来ています。あ~よかった!と一番自分がホッとしていたりしています!

少し前友達が「お父さんの事ずっと優しくて大好きだった!今も好きだよ!」と言っていました。これにはショック、、、今までそんな風に話していた人はあまりいなかったし、好きは好きだけど思春期の時は嫌だった。など聞いていたので、、、こんな風にお父さんを素直に好きって言えるって凄い事でとっても羨ましいと思いました。私も今からでも遅くはないのでカチンときても気持ちを切り替えたり、優しくしよう!と心掛けたり、、、なかなか難しいですが、、、(苦笑)

私は小さい時からずっとばあちゃんっ子だったのでばあちゃんが大好きで絶対的な味方でいてくれた事を思い出します。亡くなって27年経った今も大事にされていると感じていられます。

そう、、、子供にとってお父さんでもお母さんでも、おじいちゃんでもおばあちゃんでも、おじさんでもおばさんでも、近所の人でも担任の先生でも誰でもいいから自分が大好き!絶対私の僕の味方!って思える人がいる事が、自分を大事に出来る事に繋がるはずです。

もちろんそれはお母さんである事がベストなのかもしれません。でも365日いつも優しくて強いお母さんはどこにもいない、、、優しくなれない日も弱い気持ちの日もありえるわけで、、、
この前テレビのすくすく子育てで「子供を生むまで自分の人生を歩んできた。守らなくてはいけない。責任感で押しつぶられそうです。」と話ししていました。

子供1人に大人が10人くらいで見守る環境がベスト。子供の気持ちが自由で選択肢自由!!
今ママは疲れている?パパは忙しそう?ゆうこは機嫌悪い?あずみは?のりこは?などなど、、、子供は元気な人になびいて行ってくれます。大人以上に賢いのでこちらの気持ちをすぐキャッチして、頼れる所を探して自分の場所を確保している気がします。

子供が失敗したりこけたりして、みんなでいると笑える事も一人の時は笑えない事もあるかもしれません。今しかない本当に可愛い時に周りの大人が笑って過ごせる環境が子供にとっては一番居心地が
いいはずです。

と、、、ここまで昨日の朝書いてみたけどあれれ???これでいいの???ママの代わりをすれば今優しくて余裕のある人の所で楽しく過ごせればいい??本当??それでいい??

嫌々、、、違う!違う!私は、ばあちゃんっ子でばあちゃんにそれはそれは大事にされてきたけど、小学生の頃になると母を求めて大騒ぎしていたはず、、、30才を過ぎてハイジを始めても母とケンカしていたよね。こっちの意見としては
(兄と私どっちがかわいいの?)
(私の事好きなの?)
(私は大好きで、、、多分お母さん以上に大好きなのに、、、どうしてくれるの?)
(どう思っているの?謝って!)
って感じの気持ちでした。
(そんな。。。今頃言われても。。。そうだったの。。。ごめんね。。。)
と70才を超えていた母が謝っていました。

どうしてあんな事になったのか?何でそこまで母に執着するのか?父やばあちゃんにはこんな気持ちは芽生えません。

結局のお腹を痛めて産んでくれてお母さんだから、、、ここまで愛されても仕方ないという結論にたどり着いた気がします。
ハイジを始めてから子育てで悩んでいるお母さんを沢山見てきました。母になったけど今でも自分のお母さんを深く求めている方は多いです。(お父さんとの関係でこじれてしまった方はお父さんが大好きだったそうです。)
子供を産んでも大人になっても子供は子供で、お母さんが大好きだから体は離れても心は離れられない。その気持ちを持ったまま大人になり我が子を育てていく、、、

自分は親を求めて、自分の気持ち以上のお返しをもらえないと感じている人は親との距離を置いたり、ケンカしたり様々ですが、お母さん大好き!という気持ちをひた隠しにしている人もいます。認めてしまったら負け。絶対求めても返してもらえない自分の気持ちを、、、片思いの気持ちを、、、言葉にして伝えてしまって、もしその応えが自分の思った通りの応えではなかったら閉じ込めておく方が楽だからなのかもしれない。

私がいつまでも母に執着したのは私の方が100倍お母さんを好きだよ!という事、、、自分も含め子供はお母さんをずっと求めています。その事はお母さんにはとてもプレッシャーになるけど
忙しい。忙しかった。疲れた。疲れていた。
でごまかしてはいけない事で、、、

お母さんが忙しくないように、、、疲れないように、、、フォローする事が周りにいる人が出来る事なのではないかのかな~
そしてお母さんに笑って日々を送ってもらう事!=自分が生まれてきた事はよかった!!
と思える事が自分の自信の根源になると思っています。