2015年9月「心が動く」

年長からハイジに入園したみさちゃんは去年の冬休みお試しとして3日間過ごしました。正直ラスト1年で学校に行くわけだし今通っている所を辞めてハイジに来るのはどうなのかな~?よく考えてみて下さいね!とママに伝えて色々話合いもしました。
そして4月からみさちゃんは毎日登園する事になりました。
最初の一カ月はすごーくお姉ちゃんで妹の世話を焼いています。「えらいね~すごいね!でもどうして??」と聞くと「えっ!だってママにそう言われているから」の答え、、、そして2歳の妹とケンカになり馬乗りになって泣いている場面もありました。が5月6月と段々大人への要求が激しくなり一番大きな体で、膝の上に乗り絵本を読んでもらっています。「ちょっと~絵本見えないんですけど~!」と笑っているのりことあずみ!!抱っこもおんぶも毎日受け入れていました。もちろんママもおんぶで車まで乗せて帰ったり嫌な事があると窓に泥を投げたりと、、、大人はいつも大変でした。(今も少しは残ってますが、、、)

そんなみさちゃんとしょう君(2才になったばかりで8月から入園。やっと最近慣れてきた子です)
で先週の金曜日こんな事がありました。あずみが書いたノート全文載せてみます。

今日は児童館へ行きました。みさちゃんは大縄、竹馬などで遊び、帰り際にはかのちゃん(2才)の面倒をみてくれていました。ところが「そろそろ帰るよ~」と声をかけた直後に体育館から大きな音とかのちゃんの泣き声、、、みさちゃんがかのちゃんを抱っこしたまま転倒してしまったのです。
かのちゃんを抱き上げながら「みさちゃんは大丈夫?痛いとこない?」と声をかけたとたん、みさちゃんの目から涙が溢れだし、わ~~~ん!!みさちゃんはかのちゃんより大きな声を上げて、泣き出しました。転んで痛い、、、でも何よりもかのちゃんを落としてしまった事に、不安でいっぱいだったでしょう。「どきどきしちゃったね。でもみさちゃんは悪くないから大丈夫だよ。」と声をかけるも、みさちゃんはパニック状態、、、バスの中でも大声で泣いています。かのちゃんはすでにケロッとしていて、泣いているみさちゃんを見つめています。「かのちゃんはもう痛くないから、みさちゃんも心配しなくて大丈夫だよ。」と声をかけて、かのちゃんに目をやるも、さらに泣き続けるみさちゃん、、、とその時です。みさちゃんの隣に座っていたしょう君が、突然みさちゃんの手を握ったのです。ハイジに着くまでずっと、、、みさちゃんも泣きながらも、しょう君の手を握り続けていました。
ハイジに着いて、みさちゃんを抱っこしていると、段々泣きやみ、落ち着いてきて、、、小さい声で私に一言。「あのね、バスに乗っている時ね、しょう君が『どこが痛いの?』って言って手をつないでくれたの。」
そして、、、午後は泣いているしょう君に今度はみさちゃんが寄りそっています。みさちゃんがしょう君の手を繋ぐと、しょう君もにこにこして遊び始めます。その後、膝の上にしょう君を乗せて絵本を読んであげているみさちゃん、、、そんなみさちゃんの膝の上で安心したように眠っています。   あずみ

子供も大人も笑って、泣いて、怒って、悲しんで、、、心がピョンピョン飛び跳ねているような目まぐるしい一日でした。
大人になると嫌な事、辛い事、悲しい事があってもその事を認めたり、乗り越えたりしなくちゃ前に進めない事が多く、、、そんな日の朝少しランニングをしたら少しずつ気持ちが落ち着いてきました。
しーちゃん、せい君、あき君パパがマラソンを勧めてくれた事もあり、その話をすると「心は簡単に動かせないけど体は動かせるからね。」と一言、、、まずは体を動かしてみるって必要だと思いました。

子供を自由にしておくと1ヵ月1ヵ月半くらいで心が自分から動き出してしまうようにも思います。子供が1人で一生食べていけるような、【生きがい】と呼べるやりたい事を見つけるために、まずは心を動かす事が6才までの大事な今、、、身に付いて欲しいと思っています。
でも子供ばかりバッタみたいにピョンピョン心が弾むのはずるい!!(スタッフにその事を言うと、ずるいって思っているのはゆうこさんだけですよ~(笑)と言われましたが、、、
でもでも大人だってちゃんと心を自由にして少しでも気持ちが弾む事を見つけて過ごさなくちゃ!!って思います!