2026年3月「ここから」
2月は母の介護でほぼ毎日ハイジをお休みさせてもらっていました。
そして2月末に母が眠るように永眠しました。88才でした。
最後の1ヶ月は施設に通い続け一緒に寝泊まりもしながら、今まであった思い出話やこれからのことなど沢山話をすることができた貴重な時間でした。母は「何もやり残したことはない」とハッキリ言っていたので「そんな風に思える人はいないみたいだよ」と伝えると「お母さんは運がよかった」と言っていました。私からすると病気で入院したりあちこちと手術したりしていたので(どこが運がいいの?)と思ってしまったけど…全てを前向きに捉える人なんだなぁ~と最後の最後に尊敬することができました。
母はいつも「素直に素直に…」と口癖のように言っていました。これは私の原点でもあるということを初めて知った気がします。そしてこの「素直」という言葉はハイジの子たちに繋がっているということも初めて気が付かされています。
とにかくハイジの子は素直です(笑)
「折り紙欲しい」「シール欲しい」「風船買ってきて」「散歩行きたい」「公園は○○公園がいい」「○○公園なら行きたくない」「抱っこして」「本読んで」「ボール欲しい」など…
自分の思ったことを思ったように主張しています。主張したところでムリだとわかっていることもとりあえず大人に伝えてみる…自分の気持ちを素直に伝えるという練習を重ねている感じです。
子ども同士となると…これはこれで大変です。自分の思ったことを素直に伝えたら怒らせてしまった。泣かれてしまった。へこませてしまった。ケンカになっちゃった。
でもその経験があって、次はもっと優しく伝えよう。次はもっと言い方を変えて言ってみよう。など…子どもなりに沢山考えて相手の気持ちをくみ取りながら相手の気持ちと自分の気持ちをすり合わせてお互いが納得いく答えを模索しているようです。
そして年長さんの後半になると、自分以外の他の人の気持ちを考えられる余裕が生まれて、友だちが喜ぶことをやってあげたり泣いている子がいたら慰めてあげたり困っている子がいたらそっと寄り添ってあげたり…
そうそうこの前は○○○くん(2才)がドブに何かいないか頭を深く下げてのぞき込んでいたら○○○くん(2才)が落ちないように年長の○○○くん(6才)が○○○くん(2才)のリュックを後ろからさっと持ってあげていました。もう優しさが身体全身から滲みでてしまうって感じです。ここまでくると子どもの素直な優しさに大人の優しさは叶わないなぁ~と思うことも度々です。
ハイジの子たちは英語が話せたり、字が上手にかけたり、字がすらすら読めたり、靴を揃えたり、周りの子と合わせて行動したりすることは得意ではないかもしれないけど…
自分の気持ちを自分の気持ちとして正面から受け取ることができる。自分の気持ちを信じることができる。自分の気持ちをごまかさない。というかごまかせない人になってきていると思っています。自分がここまでムリしたらダメになるとかここまでなら何とかがんばれるっていうさじ加減を知っている感じです。
それに比べて大人って…色んなことをムリしたり頑張ったりして…
自分の気持ちを後回しにしてでも何とかその場その場はごまかせちゃうんですよね~
強い気持ちでいられる時はいいけど…そんな時ばかりではもちろんない。「もうムリ~」となってぎゅーっと気持ちが縮んでしまうこともある。どうにもこうにも立っていられないくらい弱いときだってあります。
その弱さを1㎜も、誰にも見せられないってことは、どんなに沢山の人と一緒にいて話をしていても一人でいるってことと同じことなのかもしれないなぁ~と…だから弱さを誰か一人にでも伝えてみる。どうにもこうにもならないことかもしれないけど伝えてみる。その弱さを吐き出す勇気が持てたら長い人生は何とかなるのかなぁ~と…
みーんなで弱さを見せ合って寄り添ったり寄り添ってもらったり、励ましたり励ましてもらったり…(やってもらって申し訳ないなぁ~?)(大丈夫だったかなぁ~?)などの気を遣わない関係があちこちで築けたらたらいいなぁ~と思っています。みんな「お互い様」ってね!
私は母から弱みを見せることの大事さも最後の最後に教えてもらった気がします。
3月には年長さん10名が卒園します。卒園したら毎日は会えなくなるけど卒園してからは心と心が繋がっているって感じです!ここからが本当のハイジ在園児になるのかも?とも思っています。
ひとまず卒園おめでとう!
