2021年8月「乗り切ろうね」

最近読んだ本には「自分の本当の気持ちを言えないのは自分の人生を歩めていないことと同じ」と書いてありました。セミナーでは「子どもには自分の腹が立った気持ちなどをちゃんと言わせないとストレスが溜まって先々大変なことになります」ということを聞いたりしています。そんなに「言う」ことって大事なのかな~?と思ったりしました。

 

言えない・・・

言いたくない・・・

言っても同じ・・・

 

自分の思いがはっきりわかっていても怖くて言えなかったり、否定されそうで言えなかったり、心配かけたくないので言えなかったり・・・

 

そして

これを言ったら安心するだろう・・・

これを言ったら喜ぶだろう・・・

これを言ったらこの話は終わるだろう・・・

 

みたいな感じで相手のことを考えて相手に合わせて言うことも少なくないだろな~と思っています。

 

パパとママのことを子どもは大好きです。大好き過ぎて言えなくなることも多いような気がします。

 

のりこと夜、掃除をしながら「お父さんのことを大好きだった時期なんてなかったよね~」と話をした後、家に帰りました。が、次の日の朝、目が覚めて思い出しました。お父さんが大好きだった頃が私にもちゃんとありました。兄とばかり仲良くして兄ばかりを可愛がっていたお父さん!(今思えば私も兄より可愛がってもらっていましたが・・・)いつも(ずるい!ずるい!)と思っていました。小2くらいの時に「お年玉いくらになった?」と兄と話をしました。親戚のひとたちから兄と同じ金額をもらっていたのは知っていたので当然2人共同じ2万円(多分これくらい)だと思っていたら兄は2万5千円でした。「えっ?何で?」兄に聞いてみると「1月2日にお父さんから5千円もらった」とのこと・・・「えーっ!私もらってない・・・」ショックで何も言えませんでした。

それから5年くらいが過ぎ中1になった私。両親と大ケンカをしました。お母さんが「どうしてこんな子になっちゃったんだ~」みたいなことを言ったので泣きながら「あの時お父さんはお年玉くれなかったでしょー!私には5千円くれなかったー!」と5年前のことを咄嗟に言いました。「今頃何言ってんだ!いつの話してんだー!」とお母さんは怒っていました。がお父さんはその場からすーっといなくなりました。

 

それから20才を過ぎるまで、父は毎年私にだけお正月にお年玉の5千円をくれました。「もう働いているからいらないよ・・・」と言った次の年からなくなりましたが、ずっと気にしていてずっと引きずっているんだな~と思いました。

 

 

 

 

まゆゆは小学6年の1月にお父さんの転勤で引っ越しました。親にとったら新しい環境に早く慣れさせたいと思っていたようですが、まゆゆにとっては大好きだったクラスのみんなと一緒に卒業できないことがショックで大人になってからもつらい思い出として抱えていました。

ハイジで働くようになってどんどん自分を取り戻したまゆゆ!小学生だった時の気持ちを両親に伝えました。

あれから7年・・・今でも「6年生のときは悪かったな~」とお父さんが苦笑いしながら謝るそうです。

 

何だかな~・・・

 

子どもの立場からすると言いたい事を言った時点で終わっている。言っても変わらない。言ってもムダだった。でも自分が言えた!ということで関係は修復されていてそのことはなかったことくらいになれているのかもしれないです。

 

大人になった今幼い時のことを思い出して自分が親に言いたい事を言っていない。今更言えるはずもない。と思っている人がいたとします。それなのに親になって子育てしている今、(子どもには言いたいことを言わせてあげないとストレスが溜まってしまうよ。)など言われても・・・それはかなり難しいことかもしれません。

 

でも・・・あの時本当はこれがしたかった!あれもしたかった!あれが嫌だった!これも嫌だった!と近くにいるひとに愚痴ってしまうことで解決できることも多いかもしれない。というか解決した!と思い込むことも大事なのかもしれないです。

 

ハイジの子たちを見ていて思うことがあります。

子どもって大人より遥かに前へ!前へ!進む力がすごいです!

大人だって子どもと同じように遊ぶ!子どもみたいに夢中になれる何かをみつけたら「まっいいっか~!」今が楽しいからっ!って思えるかもしれないです。

 

 

コロナ禍になり随分と時間が経過しました。のりこが「コロナって何だかアリの巣がわからなくなったアリみたい・・・」と言いました。

本当にそうです。誰かのあとに着いてこのレールを歩いていればそれで安心していられたのに、目指していたアリの巣が全部壊されてしまって1人になってしまった。答えがない感じです。

 

ここを目指していたけど本当にこれでよかったのか?

ここで分断しないでいられるか?

ここで踏ん張れるか?

 

一人一人の強さを試されている気がします。

 

 

それでも何とかみ~んなで何とか乗り切ろうね~!   2021年9月1日