2021年7月「自分の味方」
夏休みに入り小学生が何人か遊びにきています。ベランダではあおちゃん(小3)がはる君(1才)に絵本を読んであげていて、部屋ではなみちゃん(小3)があさ君(1才)にシャツを着せています。少し前はりん君(2才)があさ君(1才)に靴を履かせていることもありました。その後りん君は「早く自分の靴履かせて~!」と大人に訴えていましたが・・・(苦笑)
ゆづちゃん(小1)ママが学校の面談で先生からこう言われたそうです。「自分の机が並び終わると席について座っている子が殆どなのにゆづさんは並び終わらない子の机を手伝ってあげているんですよ」と・・・そんな話を聞くとあ~よかった!と思います。
ハイジでの姿は卒園児も在園児も遊びに夢中で「片付けして~きれいにならないとおやつ食べられないよ~」と言わないと片付けないし・・・自分の服も脱ぎっぱなし(特に靴下)・・・「お茶~!」と叫んでいて自分でお茶を取りに行かないし・・・お膝の上で食べる!と言って大人の膝の上に座って食べさせてもらっている子もいるし・・・他いっぱいやりたい放題です(苦笑)
でもちゃんと困っている人には優しいんだな~と思うと嬉しくなります。
自由に忙しく過ごしているみんなは「自分の行動はこれでいい!」と思って過ごしているように見えます。でもそう思えるようになるには何が必要なのだろうと考えてみました。
- ちゃんと自分の気持ちがわかること
- 自分の気持ちを伝えたい人に伝えられること
- 自由に発言できる権利があってそれを選べてそれを実現してもらえること。
そんな経験の積み重ねが大事なんだろうな~と思っています。
この①のちゃんと自分の気持ちがわかること
ということが簡単なようで難しい場合もあります。
あの人がこうしているから自分もこうしよう!
あの人たちがみんなこう言ってるからこっちの方が安心安全っぽい!
みんな楽しそうに笑っている!だから私もこっちの方が幸せっぽい!
それに周りに合わせることで、ちょっと変わっている人とは思われない!
友達もできて仲良くしてもらえるし、輪の中から浮いていない!
これで大丈夫・・・失敗してない・・・
自分の気持ちより人に合わせることを選んで自分の気持ちを後回しにしていると自分の気持ちって何だったの?とわからなくなることも沢山あるように思います。
自由が大切なことは頭ではわかってはいるけど我が子が自由でいるということになると受け入れることが難しい人が殆どかもしれないです。人並み以上に立派になって欲しいとは望んでいないけどせめて人並みには育って欲しい!親という責任もあるし、みんなと一緒にある程度は不自由なく何でもこなして欲しいだろうし・・・それにみんなと一緒なら安心して見守られる。自分の子育ては間違っていないよ。とハンコを押してもらえている感じがするし・・・(誰に押してもらっているかわからないけどね)
でも大人の安心を優先しすぎると子どもの自由は守れないし、やりたいことまでガマンしてやってしまう。自分の気持ちがさっぱりわからない。そんな大人になってしまうのでは・・・と思っています。
のりこから借りた本〔自分だけがいつも自分の味方 和田秀樹〕に
『自分の気持ちがわかる人が相手の気持ちもわかる。自分がされて嫌なことは、他人だって嫌なはずだという単純な事実に気がつきます。』
と書いてありました。
これは相手の気持ちを考えられる『想像力』なんじゃないかと思います。
自分の気持ちをどれだけ小さい時に受け入れてもらえたか?
大人になった今、(自分は小さい時に周りにいた大人達から自由を受け入れてもらった経験が少なかったなぁ~)と感じている人がいたとしても明日からでも今日からでも今からでも・・・
自分で自分の気持ちを一番に考えて・・・
自分で自分の気持ちを一番大切に・・・
自分で自分のことを甘やかして欲しいな~と思います!
そしたら子どもだって遠慮せずに安心して自分の気持ちを一番に伝えてくれるだろうな~
なかなか難しいけど・・・
とりあえず子どもには内緒で美味しいものを食べてみたり読みたかったマンガを読んでみたり欲しかった物を買って行きたかった場所に行ってみたりして・・・
大人だって自分が充実できる自由な時間を作って欲しいなぁ~と思っています!
2020年8月4日